「なぜうちの子は本番に弱いのか?」手塚一志

3話 なぜ、ほめてはいけないのか?

23話 理に適った動きを知った上で教えない

 ピッチングでは、この外向きのネジり(EX-スパイラル)と内向き
のネジり(IN-スパイラル)を反射的に繰り返しながら、つまり回旋
運動の伸張束反射(RSSC)を活用することで、18m先のミット目
がけて高速のボールを投げ込むというパフォーマンスを実現していま
す。

 では、ピッチングのコーチングはどういう指導が正しいのでしょう?
 「腕がまっすぐ過ぎるから、もっとネジって投げなさい」なのか?
 「RSSCが使えてないぞ!」なのか?
 こんなコーチング受けたことないですよね。その理由は、腕はかっ
てにネジられるモノであって、意図的にネジって投げるモノではない
からです。なので、ティーチングによって意識させるとその時点でニ
セモノになってしまいます。何も考えなくても、70億の全人類の腕は、
かってに外から内向きにネジられながら指先を加速しボールをリリー
スし減速していたのです。


 大切なことは、それをティーチングすることではありません。それ
をわかった上で子どもたちに「投げ方を教えない」ということです。
 ネジれと教えると、意識が回路を混乱させます。かといって、真っ
直ぐに振れと強調するとこれまた別の回路が元気になりすぎるのです。
人としてまた動物としてあらかじめ備わった自然な運動回路が発動さ
せたいなら、選手本人が心地よく感じるやり方に委ねる必要があるの
です。 


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