「なぜうちの子は本番に弱いのか?」手塚一志

3話 なぜ、ほめてはいけないのか?
13話 天才プレーヤーの共通項

彼らと話していると、かならずしもボクからの解説を、1〜10まで
すべて欲しがらないことに気付きます。
もしかりに、ボクの提供する情報やメソッドが、彼らにとってまっ
たくの専門外の話である場合、彼らは1〜10のうち、1、2、3辺り
まではわりと時間を掛けじっくりと耳を傾けてくれる傾向にあります。
「入り口を間違えて本質を見誤りたくない・・・」そんな印象を受け
ます。

ところが6、7・・・辺りまでくるとまだ話の途中にもかかわらず、
ボクからの提供物を必要としないかのように、さーっと距離≠置
こうとする場合があるのです。

 彼らは「もうわかった」のです。1〜10まで全部聴かずとも、そこ
から先の展開は、これまでの自分の経験値の中にすでに持っていたか、
もしくはここまでの解説で取り扱い方が理解できたのです。だからこ
の先、ヘタに手塚式の完成品を見せられてしまうよりは、使えるメド
がついたこの辺りで吸収作業をいったん打ち切り、自分の技能に同化
させることに注力する方がリスクとロスが削減できる、そう発想して
いるかのようでした。

 そのためこちらもそれを見越した上で、提案や提供を行います。
  このトッププレーヤーが3・・・辺りで見切り発進してしまい、そ
れによってこちらが本当に伝えたい部分を渡し損なうようなミスが起
きないよう、レベルの高い選手になればなるほど、まず一番重要な部
分から伝達することを心がけています。もし、いつどのタイミングで
「OK、先生もうわかった」という打ち切りサインが来たとしても、パフ
ォーマンス・カイゼンのための本質の渡し忘れが生じないよう、防御
網を張って挑むのです。

 

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