「なぜうちの子は本番に弱いのか?」手塚一志

3話 なぜ、ほめてはいけないのか?

16話 成功体験が成功のジャマ

 パフォーマンスを向上させる目的として、新たな試みを行った際に
違和感≠感じやすいタイプのプレーヤーは、それ以外でも壁にブ
チ当たることが少なくないと感じています。
 その理由は、その選手の運動回路があまりに頑強に形成されていて、
それとは異
なるカラダの使い方が受け入れられず、跳ね返してしまい
がちだからです。

 人間、自分一人の発想には限界があります。
 たとえば錦織圭選手には、50人の専門家が協力し合い「チーム圭」
として錦織選手のサポートを行っていると聞きます。それほどまでで
はないにせよ、一流選手はみな所属団体のサポート体勢だけでは飽き
たらず、個人的なブレインや専門家を上手に使いこなしているケース
が少なくありません。そうできる才能もまた、トップに君臨するため
の実力の一部だと思います。


 ほかにも違和感につながる原因は考えられます。よくあるのが、若
い時の成功体験がジャマをして、現在の新しいトライやヒントを、身
体や脳が拒否してしまうというケースです。
 あのときの自分≠ニ今の自分とでは、年齢も経験も、立場も環境
もすべてが異なっているというにもかかわらず、どうしてもあのと
きの感覚≠忘れることができず、同じ瞬間を追い求めて何年も苦し
み続ける・・・そんなプレーヤーたちがたくさんいるのです。



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